今年度のOB会総会は6月24日に開催
封書にてのご案内は5月末までにOBの皆さまのお手許にお届けする予定です。
多くの方のご参加をお待ちしています。
日 時: | 2023年6月24日(土)15時開会(受付14:30~) |
会 場: | 西南クロスプラザ・レセプションホール(2階) |
会 費: | 会 費:5,000円(当日の懇親会費) |
ごあいさつ

西南学院グリークラブOB会は、大正8年に創立された西南学院グリークラブの卒業生によって組織されています。
西南学院グリークラブOB会の活動目的は大きく以下の2つです。
・会員相互の親睦をはかる
・西南学院グリークラブの活動を支援する
大学合唱団の低迷の中で平成18年3月、 西南学院グリークラブの現役部員は不在となりその活動は中止せざるを得なくなりました。
私達は西南学院グリークラブの再興を心から願い、 「西南からグリーの灯を消すべきではない!」との熱い思いをもって、OB会自体の組織の活性化と活動の強化を図るべく、このホームページを作成しました。
平成20年4月私達の願いが通じ、西南学院グリークラブは5名の新しい部員を得て、
平成23年より定期演奏会を再開することが出来るようになりました。
一日も早く往時の姿をグリークラブが取り戻せるよう、OB会としても懸命の支援を続けています。
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
OBの皆さまにおかれましては、お元気で新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年度もコロナ禍での行動制限を受けましたが、下記の活動を行いました。
❖ | 3月12日(土) | グリークラブフェアウェル・フェスタ賛助出演 | 大学チャペル |
❖ | 6月25日(土) | 2022年度通常総会 | 西南学院百年館 |
❖ | 9月 3日(土) | 拡大幹事会(東京・関西はリモート中継) | 西南学院百年館 |
❖ | 11月 | 百周年記念誌(百年の歩み)発刊 | |
❖ | 12月24日(土) | グリークラブ第73回定期演奏会賛助出演 | 大学チャペル |
「百年の歩み」の発刊はコロナ禍で計画より2年程遅れましたが、2010年より
、鈴木勧さん(62期)、河野正海さん(63期)、山元一憲さん(70期)が主に編纂に携わって頂
き完成した、戦前、戦中、戦後を通して男声合唱に取組んだグリーメンの記録です。
定演の演奏曲目、出演メンバー、4年間の思い出など、青春がぎっしり詰まっていま
す。まだお読みでない方は是非事務局にてお買い求めください。
コロナ禍での生活が4年目を迎えますが、マスクを外すには、まだまだためらう日々が
続いており、今年度も種々の制限を受けながらのOB活動になると思います。
OB合唱団西南シャントゥールも昨年、コロナ禍により3年振りになる第43回定期
演奏会を成功裏に終わらせました。今年度も客演指揮者を招聘して44回目を目指し
ています。卒業以来合唱から遠ざかっている皆さん、健康とストレス発散のため、時
間を作ってオープン参加を思い立ち、吉日にされませんか。
昨年度の総会では、若手OBに向けたOB会活動参加への動機づけについて協議をしま
したが、総会では議事の時間を短くしハモる時間を増やす、周年行事は3年・5年単位
、地域別、世代単位の集まりを検討する等、まずは「歌う機会」を増やそうという意
見を多くいただきました。2月11日(土)には2度目の拡大幹事会を予定していますが、
男声合唱を歌い継ぎ、OB合唱団の存続に寄与できるOB会となるべく、具体策の協議を
行い80期、90期代のグリー在籍者に向けた取り組みを目指します。
皆様のご多幸と、多くの仲間と声を合わせられる機会が増える1年になりますように。
2023年1月3日
西南学院グリークラブOB会
会 長 黒 江 量 二(65期)
先輩おつかれさまでした、これからは僕達が汗をかきます!
2022年6月26日
西南学院グリークラブOB会
会 長 黒 江 量 二
総会の議事では、コロナ禍で十分な取組みができなかった案件、新たに発生した案件に対処するため、
現行役員はもう1期(2年)留任して次の事柄に取組むこととしました。
1.100周年記念誌の刊行(9月以降配布予定で現在購入希望受付け中 @4,000円送料込み)
2. 現役の支援(コロナ禍により20名の部員が10名に半減、クラブを維持するための対応要)
3.若手OBに向けたOB会活動参加への動機づけ(男声合唱を歌い継なぐための方策を検討)
特に、3の案件については提案の背景と私の思いを、次のように説明させていただきました。
1.男声合唱ことばに命渡らせ響く(引用)
低音の温もりに師走にはやる心を静めた。昨年12月、西南学院大のグリークラブOBでつくる西南シャントゥールが福岡で開いた40回目の定期演奏会を聴く。
日本の男声合唱の歴史を担ってきた数少ない団体の一つだ。高田三郎作曲「啄木短歌集」が良かった。死の影に心を研ぎ澄ませる若き詩人の感傷と諦念を、丁寧な発音で聴く者の胸に届けた。
団員の平均年齢は70歳超。ひとりひとりの人生の密度が、言葉のすみずみにまで命を渡らせるのか。指導者のひとり、名バリトンの一人故畑中良輔が語った 「全ての歌の源泉はことばにある」との信念を誠実に継なぐ響きだ。
男声合唱には、おかあさんコーラスほどの広がりはなく、オリジナルのレパートリーはまだまだ少ない。
近代日本音楽史の研究家、戸の下達也さんによると、現在の男声合唱の軸は19世紀ドイツのアマチュア合唱団やイギリスの聖歌隊などで築かれ、
日本各地の大学サークルに受け継がれたという。男性は戦時中は出征せねばならず、今は仕事や付き合いのため十分な余暇をもてなくなっている、と戸ノ下さん。男声合唱がはやらないのは、社会の反映でもあるのだ。
とはいえ、同質の低声の束にふうわり包み込まれる感覚は何ものにも代えがたい。男声の声質を知り抜く多田武彦のような作曲家を育て、北欧や東欧を含む世界にも貪欲に楽曲を求めてほしい。女性禁制だった時代の教会音楽にも未発掘の響きがあるはずだ。希少だからこそ、貴い。そんな男声合唱の響きを、未来へと継なぐ礎となってもらいたい。
(2018.1.23 朝日新聞朝刊 吉田純子)
【吉田純子さんプロフィール】
東京芸術大学音楽学部楽理科卒業、同大大学院音楽研究科(西洋音楽史)修了。
朝日新聞社入社、現在編集局文化グループ(音楽担当)在籍。「多事奏論」等で活躍中。
吉田純子さんとは、2017年馬頭さん(59期、シャントゥール指揮者)に同行して頂き福岡総局でお会いしました。我々もご指導頂いた畑中良輔さんとも飲み友だった、という奇遇もあり話が弾みました。2017年のシャントゥール定演、2019年グリー創立100周年フェスタの取材をお願いしたところ、いずれも快く引き受けて頂きました。
記事中の「男声合唱がはやらないのは、社会の反映でもあるのだ。」「希少だからこそ、貴い。
そんな男声合唱の響きを、未来へと継なぐ礎となってもらいたい。」が印象に残っていました。
2.2018年2月、グリー創立100周年記念事業の準備会議で内海さん(54期、シャントゥール名誉指揮者)より、40周年記念誌にあるグリークラブ部長 Shepardさんのメッセージ、
“Hats off to the past, Coats off to the future.”(過去に敬意を表し未来に向かって努力をしよう)が紹介されました。
グリーメン一人一人が支えてきた西南グリーの100年を次の100年に継なぐきっかけ創りにしたいと考えていましたので、早速、フェスタの統一テーマに採用させていただきました。
私なりには、「先輩おつかれさまでした、これからは僕達が汗をかきます」のメッセージに聞こえました。現役の折3月に4年生を送り出し、
いよいよ自分達がグリーの運営に責任を持たねばならない順番が来たあの時、期待と不安で胸がいっぱいだった心境です。
3.OB会もOB合唱団の西南シャントールも組織の新陳代謝を目指し、以前から80期以降OBの活動参加を呼び掛けてきましたが、まだまだ期待する姿にはなっていません。
しかし、一世紀に亘りひたむきに歌い続け、多くの皆さんに応援をいただいてきた活動を、これからも継続することに使命感を覚えます。
80期以降の皆さんには厳しい社会の反映がありますが、未来に向けて男声合唱を歌い継ぐために何をやらなければならないか、
西南グリーに在籍した仲間と一緒に考え、伝統を踏まえながらも新しい試みに積極的に取り組んでほしいと思います。
当面は専門部会で議論を進める予定ですが、OB会ホームページを介してご忌憚のないご意見等を寄せていただけましたら幸甚に存じます。