平成29年度OB総会を開催しました。(2017/07/16)

平成29(2017)年度の西南学院グリークラブOB会総会および懇親会は2017年7月8日、西南学院大学のクロスプラザレセプションホールにおいて開催されました。


総会には79名、懇親会には73名とこれまでにない多くのOBが参加されました。

総会での黒江0B会会長のあいさつは以下の通りです。

お暑い中OB会総会にご出席いただきましてありがとうございます。
いよいよ西南学院グリークラブの創部100周年が間近に迫ってまいりましたので、 歴史を少し紐解いてみたいと思います。
1914年から1918年までヨーロッパを中心に第一次世界大戦があり、 翌年の1919年に戦後処理がなされています。パリ講和会議、ベルサイユ条約、 ワイマール憲法など暗記したことを思い出しますが、グリークラブはこの年に産声を上げています。
念のため、東西4大学の関学グリーは1899年、慶応ワグネルは1901年、早稲田グリーは1907年、 同志社グリーは1911年に創部されています。

当初はチャペルサービスや地方への演奏旅行などを重ねながら、 1934年に第1回の定期演奏会を開催しています。 しかし、1943年の第9回で中止のやむなきに至っていますが、 ご承知の通り1939年に勃発し45年に終戦を迎えた第2次世界大戦がその原因です。
戦後、福岡市に復員されていた石丸 寛氏に指導を受け、合唱コンクールへも参加するようになり、 1952年に戦後第1回目(戦前から通算10回目)の定期演奏会が行われています。 その後、福永陽一郎氏、畑中良輔氏、北村協一氏、関谷 晋氏他素晴らしい指導者に恵まれ、 定期演奏会は2006年の第54回まで続くことになります。
ちなみに、第1回の客演指揮者は石丸 寛氏、学生指揮者は内海 敬三先生です。

2006年を最後に西南グリーのDNAがいったん途絶えますが、 「戦時中の困難に比べればこれしきのことで」と元OB会会長の刀根さんにおしりをたたかれ、 シャントゥールを中心に復活支援活動をした結果、2008年5名のグリーメンが誕生しました。
以来、今年の12月に予定されています定期演奏会が戦後通算で61回目になりますので、 戦前を加えると70回ということになります。
音楽をすることさえ憚られた時代に、 男声合唱を引き継いでこられた先人の思いを風化させることなく、 「西南グリー出身の誇り」を改めて再確認できる記念事業にしたいと思いますので、 今日から動き出します準備活動に積極的なご参加をいただきますようお願い申し上げ、 ご挨拶といたします。

その後野間幹事長から活動報告、会計報告が行われ、総会の前半は終了しました。

さて16時よりお待ちかねの懇親会です。
今回は11名の現役グリーメンも参加してくれました。

最大60年以上の年齢差を超えて、大合唱の内に本年の総会は閉会しました。

来年もまた、仲間と歓談し、大合唱できる機会を設けますので、多数のご参加お待ちしております。

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